無沙汰をしておりました。ハセガワです。

しばらくピアノの更新を停めておりましたが、年が明けてからの忙殺具合が目もあてられない有様だったのと、
いよいよピアノが珍妙な壊れモードで録音するに堪えられなかったからと言い訳しておきます。
時々ボーンとかカーンとか大きな音が鳴るのはピアノのせいです僕のせいじゃないですあわわ。

さて、6/1(金)に今年もスイングホールでピアノを弾くことになりまして。
昨年と同じく、小さい子供たちに混じってオトナゲなくドカドカ登場し、
グランドピアノ・スタインウェイをぶち壊す勢いで弾いてやろうともくろんでおります。

演目はこないだから練習を始めたこの幻想即興曲です。
曲名は知らなくても聴いたらわかる、超有名曲の1つですね。
起き抜けに、前半だけちょっと練習したのを録音しました。

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最近ピアノ始めたいのだけど、という相談をよくいただきますが、
是非始められたらよいと思います。

多分、子供の時に厳しくレッスンされてトラウマがあるとか、
そういう理由で二の足を踏む人も多いと思いますが(僕もそうでした)、
オトナに子供と同じやり方で教える先生は元々あんまりいい先生ではないので、
もしレッスン中にトラウマが甦るようなら先生変えればいいんじゃないでしょうか。

こっちもオトナなんだし。

クラシック音楽は特に流行ってるわけでもなく、
小難しくて頑固で地味地味してる感が強いですが、
逆に言い換えるとそれが最大の魅力だと私は思います。

つまり、何百年たとうが、絶対に変わらないものへの憧れというか。

時代によって弾き方に流行はありますが、
誰が弾いてもショパンがモーツアルトになることはなく、
ショパンはショパンであることの安心感というか。

新しいものばかりに目うつりして、
中身がないものをさかんにありがたがっていた若い頃を思うと、
「変わらないもの」「謹厳で実直であるもの」への指向は、
オトナだからこそ噛みしめられるものではないでしょうか。

この曲を最初に弾いたのは小学生の時でしたが、
上手ねーと褒められること以外、何のモチベーションもなく、
苦痛で仕方がありませんでした。

今、結構、色んなこと、例えば音符と音符の繋がりだけで、
哀しい、嬉しい、などを表現していることがようやくおぼろげに理解できてくると、
何百年も全く変わらないその楽譜をとてもいとおしく感じます。

オトナになってからのピアノは、
ジブンガージブンガーのような自意識まっさかりな徒労感からちょっと足ヌケして、
本当の意味で自分をよく理解出来るような、
そのようなものの気がします。